麻雀の暗刻|基本から点数計算まで詳しく解説
暗刻の基本
暗刻は、手の内にある同じ数字の牌を3つ集めた形です。上がり役ではありませんが、符計算において重要な要素となります。
対子や明刻と比べて高い符が付くため、より高い点数を狙える形です。
暗刻の符計算
暗刻の符は以下の通りです:
- 中張牌(2〜8)の暗刻:4符
- 么九牌(1・9)と字牌の暗刻:8符
例えば:
- 中張牌「456」の暗刻:4符
- 一萬「111」の暗刻:8符
- 白「白白白」の暗刻:8符
明刻と暗刻の違い
明刻は他家から鳴いて作った刻子で、暗刻は自分で揃えた刻子です。
符計算の違い:
- 明刻:中張牌2符、么九牌4符
- 暗刻:中張牌4符、么九牌8符
暗刻は明刻の2倍の符が付きます。
戦略的な暗刻の活用法
高目の点数を狙う場合
暗刻を複数作ることで、符を効率的に増やせます:
平和との関係
平和形を目指す場合、暗刻を作ると平和が崩れるため避ける必要があります。
各種役との相性
相性の良い役
- 門前清自摸和:暗刻は門前限定のため、自然に組み合わせやすい
- 三暗刻:暗刻を3つ集めることで成立
- 対々和:刻子ベースの手作りと相性が良い
相性の悪い役
- 平和:暗刻があると成立しない
- 一気通貫:順子ベースの役と競合
- 七対子:対子ベースの役と競合
実践的な注意点
メリット
- 高い符が取れる
- 他家に待ちが読まれにくい
- 鳴かれる心配がない
デメリット
- 待ち牌が限定される
- 形が崩れにくく、柔軟性に欠ける
- 順子と比べて効率が悪い
点数計算例
基本形の例:
暗刻(中張):4符
暗刻(么九):8符
明刻(中張):2符
雀頭:2符
門前:10符
まとめ
暗刻は以下の特徴を持ちます:
- 門前限定で高い符が付く
- 戦略的な使い方が重要
- 役との相性を考慮する必要がある
- 待ちの自由度と引き換えに高得点を狙える
麻雀において、暗刻は点数を大きく左右する要素です。場面に応じて積極的に狙うか、避けるかを判断することが重要です。