符名
明刻
読み方
ミンコウ
2符〜4符

明刻(めんこう)|麻雀の基本符と計算方法

明刻の基本情報

明刻は、他のプレイヤーからの鳴きによって作られた同じ数牌3枚の組み合わせです。明刻は麻雀において2符が与えられる基本的な符の一つとなります。

明刻の特徴と成立条件

明刻には以下の特徴があります。

  • 他家から鳴いて作った3つ同じ牌の組み合わせ
  • 数牌の場合は2符
  • 字牌の場合は4符
  • 暗刻から明刻になると符が半減

明刻と暗刻の比較

暗刻は手の内で揃えた同じ牌3枚の組み合わせで、明刻の2倍の符が与えられます。

| 牌の種類 | 明刻の符 | 暗刻の符 | | -------- | -------- | -------- | | 数牌 | 2符 | 4符 | | 字牌 | 4符 | 8符 |

明刻を含む役と戦略

明刻は以下の役で活用できます:

  • 対々和(トイトイ)
  • 三色同刻
  • 三槓子
  • 四槓子

明刻を活かす打ち方

  1. 素早い手作りが可能

    • 鳴きによる手の展開スピードアップ
    • テンパイまでの時間短縮
  2. 高い得点を狙える組み合わせ

    • 対々和との相性が良い
    • 三色同刻への発展性
  3. 場の状況に応じた使い分け

    • リーチがかかっている状況での安全性
    • オーラス時の得点調整

明刻のデメリット

明刻には以下のような注意点があります:

  • 符が暗刻の半分になる
  • 門前手和了の機会を失う
  • 相手に手の内が読まれやすい
  • 一発・裏ドラなどの追加役が得られない

明刻と他の鳴き手との関係性

チー・ポンとの比較

| 鳴きの種類 | 特徴 | 符 | | ---------- | ----------- | ----- | | 明刻 | 同じ牌3枚 | 2-4符 | | チー | 連続した3枚 | 0符 | | ポン | 明刻と同じ | 2-4符 |

加槓との関連性

  • 明刻から加槓することで符が増える
  • 槓子の場合は数牌で8符、字牌で16符

効果的な明刻の使用場面

  1. 序盤での展開

    • 素早いテンパイを目指す場合
    • 対々和狙いの場合
  2. 中盤での判断

    • 場況に応じた鳴きの選択
    • 安全性を考慮した手作り
  3. 終盤での活用

    • 得点計算を意識した手作り
    • 局の流れに応じた戦略変更

まとめ

明刻は基本的な符計算の要素であり、麻雀戦略において重要な位置を占めています。状況に応じて明刻を効果的に活用することで、より戦略的な麻雀が楽しめます。

また、明刻は他の役との組み合わせや、場の状況によって異なる価値を持つため、常に柔軟な判断が求められます。

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