符名
暗槓
読み方
アンカン
16符〜32符

明槓の符計算と特徴

明槓とは

明槓は、他のプレイヤーから刻子を構成する牌を1枚もらい、自分の手牌から同じ牌を残り1枚加えて4枚とし、横向きに倒して晒す行為です。基本点の計算において、明槓は16符が加算されます。

明槓の成立条件と特徴

  • 他家から1枚もらった牌を含む4枚で構成
  • 自分のターン中にのみ実行可能
  • 即座に開示が必要
  • 点数計算時に16符を獲得

明槓と暗槓の違い

明槓は16符、暗槓は32符と、符計算に大きな差があります。これは以下の理由によります:

  • 明槓は手牌が見えている状態
  • 暗槓は完全に隠された状態
  • 明槓は防御が可能
  • 暗槓は他家が対応困難

明槓のメリット

  1. 高い得点源となる
  2. 必ずしも役が必要ない
  3. 手牌効率が上がる
  4. 対子や刻子としても利用可能

明槓のデメリット

  1. 手牌が露見する
  2. 暗槓と比べて符が少ない
  3. 他家の防御を誘発
  4. 待ちが限定される可能性

明槓と点数計算例

以下のような場合の点数計算例を示します:

明槓 中々々々 (16符)
明刻 發發發 (4符)
暗刻 白白白 (8符)
七対子 (25符)

この場合、符計算は以下のようになります:

  • 基本符 20符
  • 明槓 16符
  • 明刻 4符
  • 暗刻 8符 合計:48符

戦略的な活用方法

  1. 三暗刻狙いの展開
  2. 対子の保護
  3. ドラ牌の確保
  4. 他家の進行阻害

明槓を含む主な役

  • 大三元
  • 四槓子
  • 混老頭
  • 混一色
  • 対々和

場面別の判断基準

  1. 序盤
  • 安全性重視
  • 高得点狙い
  • 展開の柔軟性確保
  1. 中盤
  • 手牌バランス
  • 他家の待ち読み
  • リーチとの兼ね合い
  1. 終盤
  • 点差考慮
  • 放銃リスク
  • 和了確率

オンライン麻雀での特徴

  • 自動計算による時間短縮
  • 操作ミス防止機能
  • 符計算の即時表示
  • 戦績データの活用

上級者の活用法

  • 待ち分散による攻め
  • 形式テンパイの利用
  • 押し引きの判断材料
  • diferentes(デファレンス)の活用

まとめ

明槓は16符という高い符点を得られる手法であり、戦略的な価値も高い技術です。しかし、その使用には適切な状況判断が必要不可欠です。特に、点数状況や場風、自風、手牌状況などを総合的に判断することが重要です。

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