役名
リーチ
読み方
-
門前のみ
はい
1翻
出現確率
20%

麻雀の役「リーチ」

リーチとは

リーチは麻雀において最も基本的な役の一つで、あと1枚で和了(アガリ)できる状態を宣言することで成立する1翻役です。プレイヤーの約80%が対局中に一度は使用する役であり、麻雀の面白さを引き出す重要な要素となっています。

リーチの条件と特徴

リーチを成立させるには以下の条件を満たす必要があります:

  • 手牌が聴牌(テンパイ)状態であること
  • 1000点分の供託が必要
  • 自分の打牌番で宣言すること
  • 宣言後は手牌を変更できない

メリット

  • 追加で1翻が得られる
  • 一発や裏ドラのチャンスが生まれる
  • 相手に強い威圧感を与える
  • 待ち牌が見えやすくなる

デメリット

  • 手牌が固定される
  • 供託点数が必要
  • 相手に待ち牌が読まれやすい
  • 放銃時の支払いが増える

他の役との比較

門前清自摸和との関係

門前清自摸和(メンゼンツモ)は、リーチと同じく1翻役です。両者には以下の違いがあります:

  • リーチは鳴きがある状態でも成立
  • メンゼンツモは供託が不要
  • メンゼンツモは手牌を自由に変更可能

タンヤオとの比較

タンヤオもリーチと同様に1翻役ですが:

  • タンヤオは鳴いても成立
  • 供託が不要
  • 手牌の自由度が高い

戦略的な使い方

序盤での活用

  • 場の状況を見て早めにリーチを仕掛ける
  • 他家の動きを制限する
  • ドラ表示牌を活用した判断

中盤での判断

  • 点数状況による使い分け
  • 他家の捨て牌からの判断
  • リーチ棒の回収可能性の考慮

終盤での使用

  • オーラス時の得点計算
  • 順位争いでの活用
  • 展開力の維持

リーチの派生役

ダブルリーチ

  • 配牌後の第1打で宣言
  • 2翻役として扱われる
  • より強力な威圧効果

一発

  • リーチ後の1巡目での和了
  • 追加で1翻

現代の麻雀におけるリーチの位置づけ

オンライン麻雀の普及により、リーチの使用頻度は以前より増加しています。理由として:

  • 待ち牌の自動計算
  • 点数計算の自動化
  • 配牌時の効率的な判断が可能

リーチを活用するためのポイント

  1. 場況の把握

    • 点数差
    • 供託の有無
    • 他家の状況
  2. 待ち牌の質

    • 残り枚数
    • 安全性
    • 和了の確率
  3. タイミング

    • 局数
    • 他家の動向
    • リーチ後の展開予測

このように、リーチは単純な役でありながら、麻雀の戦略性を大きく左右する要素となっています。対局での適切な判断と組み合わせることで、より効果的な戦略を展開することができます。

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