役名
自風役
読み方
メンフォン
門前のみ
いいえ
翻
1翻
食い下がり
-
出現確率
20%
自風役 - 麻雀の基本点を効率的に重ねる役
自風役の基本情報
自風役は、自分の場所(東南西北)と一致する風牌を刻子や槓子にして成立する1翻役です。他の役と組み合わせやすく、麻雀の基本戦術として重要な位置を占めています。
自風役の成立条件
- 自分の風と同じ風牌3枚以上を揃える
- 刻子もしくは槓子の形にする
- 門前でも鳴いても成立する
場風役との関係性
自風役は場風役と似た特徴を持ちますが、以下の点で異なります:
- 場風役は現在の場(東場・南場)の風牌で成立
- 自風役は自分の座席位置の風牌で成立
- 両方同時に成立可能(場風が自風と一致する場合は2翻)
戦術的な価値
メリット
- 鳴きやすい役である
- 他の役と複合しやすい
- 待ちの形が作りやすい
- 素早く役を確定できる
デメリット
- 1翻と価値が低い
- 必要な風牌が他家に使われる可能性がある
- 場風と異なる場合は価値が限定的
他の役との組み合わせ例
相性の良い役
- 対々和(刻子を集めるため)
- 三暗刻(刻子を集める過程で成立)
- 混一色(風牌を含む手役)
- 混老頭(風牌は老頭牌として扱える)
相性の悪い役
- 平和(刻子を必要とするため)
- 一気通貫(順子を必要とするため)
- 清一色(字牌を含められない)
実戦での活用方法
序盤での判断
- 自風牌が2枚以上集まった時点で狙うか検討
- 場風と一致する場合は積極的に収集
- 他の役との複合を視野に入れる
中盤での展開
- 鳴きの判断を状況に応じて行う
- 他家の捨て牌から風牌の残り枚数を把握
- 複合役の可能性を常に意識
終盤での調整
- 待ちの形を意識した手牌整理
- 点数計算を考慮した最終形の選択
- 場況に応じた打点の調整
点数計算例
-
自風のみ(1翻)
- 門前ロン:1300点
- 門前ツモ:300-500点
- 鳴きロン:1000点
-
場風と複合(2翻)
- 門前ロン:2600点
- 門前ツモ:700-1300点
- 鳴きロン:2000点
実戦での注意点
- 自風を確認し忘れないよう注意
- 場風との混同に気をつける
- 風牌の残り枚数を把握する
- 他家の風牌の使用状況を観察
上級者の活用法
- 複数の役を同時に狙う手法の一環として使用
- 場況に応じた手役選択の一つとして検討
- 効率的な点数獲得手段として活用
- 速攻和了を狙う際の基本役として利用
自風役は、初心者から上級者まで幅広く使える実用的な役です。基本に忠実な麻雀を打つ上で、重要な選択肢の一つとなっています。