役名
国士無双
読み方
コクシムソウ
門前のみ
はい
翻
役満
出現確率
0.1%
国士無双|麻雀の最高峰の役を徹底解析
国士無双の基本情報
国士無双は麻雀の役満の一つで、13種類の么九牌(1・9の数牌と字牌)を集めて、そのうち1種類を2枚持つことで完成する役です。一般的な面子(順子や刻子)を一切必要としない特殊な和了形となります。
- 必要な牌:一萬・九萬・一筒・九筒・一索・九索・東・南・西・北・白・發・中
- 点数:役満(32,000点~48,000点)
- 成立条件:上記13種類の牌を1枚ずつと、そのうち1つを2枚持つ
国士無双のポイント
他の役満との違い
一般的な役満である「大三元」や「四暗刻」が面子構成を必要とするのに対し、国士無双は面子を一切必要としません。この点で、麻雀の基本ルールから大きく外れた特殊な役といえます。
待ちの特徴
国士無双は2種類の待ち方があります。
- 13面待ち:13種類の么九牌が全て1枚ずつある状態
- 単騎待ち:目的の么九牌が2枚必要な状態
特に13面待ちは、麻雀における最も広い待ちパターンとして知られています。
戦略と狙い方
序盤での判断
- 配牌時に么九牌が8枚以上ある場合、国士無双を狙う価値があります
- 字牌の所持数が多い場合、特に有利になります
- 他の役を狙うための牌と競合が少ないため、方針転換がしやすい特徴があります
中盤での判断
- 10巡目までに9枚以上集まっていない場合、他の役への転換を検討します
- 特に字牌は他家の捨て牌から集めやすい特徴があります
- 赤ドラとの相性は悪いため、赤ドラを含む牌は早めに切り出すことが重要です
他の役との比較
七対子との関係
- 七対子も面子を必要としない役ですが、国士無双は么九牌限定という制約があります
- 七対子が2翻なのに対し、国士無双は役満という大きな違いがあります
- 両者とも単騎待ちになりやすい特徴があります
大四喜との比較
- 両者とも役満ですが、大四喜は風牌4種のみに注目する役です
- 国士無双の方が必要牌種が多く、集めるのが困難です
- 大四喜は面子構成が必要ですが、国士無双は不要です
国士無双の成立確率
一般的な役満と比較すると、国士無双の成立確率は以下の特徴があります。
- 配牌時に狙える確率:約0.1%
- 全体の和了確率:約0.03%
- 天和での成立確率:約0.000016%
オンライン麻雀での特徴
近年のオンライン麻雀では、以下の特徴が見られます。
- AIの影響で、国士無双の判断基準が明確になっています
- 対面麻雀と比べて、より積極的に狙われる傾向があります
- 特に序盤での判断が重要視されています
国士無双は、麻雀の醍醐味を象徴する役の一つとして、現代でも多くのプレイヤーを魅了し続けています。