役名
四槓子
読み方
スーカンツ
門前のみ
いいえ
役満
出現確率
0.001%

四槓子|麻雀の最高難度役の一つ

四槓子の基本情報

四槓子は、4つの槓子(カンツ)を作ることで成立する役満です。大三元や四暗刻などと並び、実戦での達成が極めて困難な役満として知られています。

四槓子の成立条件

  • 4つの槓子(明槓・暗槓は問わない)を作る
  • 残り1組は対子であれば何でも可
  • 門前である必要はない

四槓子の特徴と価値

四槓子は以下の特徴を持っています。

  • 役満(32,000点~48,000点)
  • ドラ、赤ドラが付く
  • 槓子を4回作るため、槓ドラも4枚追加される
  • 嶺上開花との複合も可能

四槓子が成立しやすい場面

四槓子は以下のような状況で成立の可能性が高まります。

  1. 配牌時点で同じ牌が多く含まれている
  2. 序盤から対子や暗刻が多い
  3. 他家の捨て牌に、自分の手牌と関係する牌が少ない
  4. トップ目での戦略として狙える

他の役満との比較

四暗刻との違い

  • 四暗刻は全て暗刻である必要がある
  • 四槓子は明槓でも成立する
  • 四暗刻は鳴きが不可だが、四槓子は可能

大四喜との違い

  • 大四喜は風牌限定
  • 四槓子は牌種を問わない
  • 大四喜は刻子でも成立するが、四槓子は槓子が必須

四槓子を狙う際のポイント

メリット

  1. 高得点が確定する
  2. ドラが増える可能性が高い
  3. 他家の和了を阻害できる

デメリット

  1. テンパイまでに時間がかかる
  2. 槓子を作る際に手牌が露見する
  3. 流局の危険性が高い

実戦での立ち回り方

序盤

  • 対子や暗刻の数を確認
  • 他家の捨て牌から実現性を判断
  • 安全な打牌を心がける

中盤

  • 積極的に槓子を作っていく
  • 他家の動向に注意を払う
  • リーチがかかった場合は慎重に判断

終盤

  • 残り枚数を考慮
  • 流局も視野に入れる
  • 他家のテンパイ状況を把握

四槓子の派生役

四槓子が成立する場合、以下の役との複合が可能です。

  • 三槓子(自動的に含まれる)
  • 対々和
  • 混老頭(条件を満たせば)
  • 字一色(条件を満たせば)

オンライン麻雀での特徴

ネット麻雀では、以下の点に注意が必要です。

  • 槓子を作る際の時間制限
  • 自動応答設定の確認
  • 他家の待ち時間への配慮

四槓子のレア度

四槓子は以下の理由から、最もレアな役満の一つとされています。

  • 16枚の牌が必要
  • 4回の槓子宣言が必要
  • 他家の和了や流局のリスクが高い

まとめ

四槓子は、実現難度が極めて高い役満です。しかし、状況次第では十分に狙える価値のある役でもあります。特に、トップを目指す際の逆転手段として、または他家の和了を阻止する戦略として、重要な選択肢の一つとなります。

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