符名
場風牌
読み方
チャンフォンパイ
2符

場風牌 - 麻雀で知っておくべき基本的な役

場風牌とは

場風牌は、現在のゲームで定められた場風(東場・南場)と一致する風牌を刻子または槓子にすることで成立する1翻役です。麻雀の基本的な役の中でも、最も理解しやすい役の一つとして知られています。

場風牌の特徴と成立条件

場風牌の成立には、以下の条件を満たす必要があります:

  • 東場では東の刻子または槓子
  • 南場では南の刻子または槓子

例えば:

  • 東場で「東東東」の刻子を作る
  • 南場で「南南南南」の槓子を作る

自風牌との違い

場風牌は自風牌と似ていますが、以下の点で異なります:

  • 場風牌:場全体に共通する風牌で成立
  • 自風牌:各プレイヤーの座席位置による風牌で成立

両方の条件が重なる場合(例:東家が東場で東の刻子を作る)は、場風牌と自風牌の2翻となります。

実践的な活用方法

場風牌は以下のような特徴を持つため、戦略的に重要な役となります:

  1. 成立が容易
  • 他の役と比べて条件が単純
  • 鳴いても翻数が変わらない
  1. 複合しやすい
  • 断么九との組み合わせが可能
  • 対子として残しておけば七対子の可能性も残せる
  1. 守備的な価値
  • 場風牌を含むと、他家の和了確率が下がる
  • 特に東場での東の価値が高い

他の役との比較

メリット

  • 立直や断么九と異なり、鳴いても翻数が変わらない
  • 混全帯么九や混老頭との相性が良い
  • 自風牌との複合で2翻獲得の可能性

デメリット

  • 単体では1翻と価値が低い
  • 場風以外の風牌は役にならない
  • 南場では東の価値が下がる

戦略的なポイント

  1. 序盤での判断
  • 場風牌を含む手牌は残しやすい
  • 特に東場での東は優先度が高い
  1. 中盤での展開
  • 他の役との複合を意識する
  • 鳴きの判断材料として活用
  1. 終盤での活用
  • 速攻和了の選択肢として
  • 守備的な価値も考慮

場風牌の価値が高まるケース

  1. 東場での東
  • 全員が狙う価値のある牌
  • 自風牌との複合機会が多い
  1. 序盤のテンパイ
  • 速攻和了を狙える
  • リーチとの組み合わせも有効
  1. 複合役が見えている場合
  • 混全帯么九との相性
  • 対々和への発展可能性

まとめ

場風牌は、初心者から上級者まで幅広く活用できる基本的な役です。単体での価値は控えめですが、様々な役との複合や戦略的な活用により、重要な役割を果たします。特に東場での東は、その価値の高さから積極的に狙うべき役となります。

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