場風牌 - 麻雀で知っておくべき基本的な役
場風牌とは
場風牌は、現在のゲームで定められた場風(東場・南場)と一致する風牌を刻子または槓子にすることで成立する1翻役です。麻雀の基本的な役の中でも、最も理解しやすい役の一つとして知られています。
場風牌の特徴と成立条件
場風牌の成立には、以下の条件を満たす必要があります:
- 東場では東の刻子または槓子
- 南場では南の刻子または槓子
例えば:
- 東場で「東東東」の刻子を作る
- 南場で「南南南南」の槓子を作る
自風牌との違い
場風牌は自風牌と似ていますが、以下の点で異なります:
- 場風牌:場全体に共通する風牌で成立
- 自風牌:各プレイヤーの座席位置による風牌で成立
両方の条件が重なる場合(例:東家が東場で東の刻子を作る)は、場風牌と自風牌の2翻となります。
実践的な活用方法
場風牌は以下のような特徴を持つため、戦略的に重要な役となります:
- 成立が容易
- 他の役と比べて条件が単純
- 鳴いても翻数が変わらない
- 複合しやすい
- 断么九との組み合わせが可能
- 対子として残しておけば七対子の可能性も残せる
- 守備的な価値
- 場風牌を含むと、他家の和了確率が下がる
- 特に東場での東の価値が高い
他の役との比較
メリット
- 立直や断么九と異なり、鳴いても翻数が変わらない
- 混全帯么九や混老頭との相性が良い
- 自風牌との複合で2翻獲得の可能性
デメリット
- 単体では1翻と価値が低い
- 場風以外の風牌は役にならない
- 南場では東の価値が下がる
戦略的なポイント
- 序盤での判断
- 場風牌を含む手牌は残しやすい
- 特に東場での東は優先度が高い
- 中盤での展開
- 他の役との複合を意識する
- 鳴きの判断材料として活用
- 終盤での活用
場風牌の価値が高まるケース
- 東場での東
- 序盤のテンパイ
- 複合役が見えている場合
まとめ
場風牌は、初心者から上級者まで幅広く活用できる基本的な役です。単体での価値は控えめですが、様々な役との複合や戦略的な活用により、重要な役割を果たします。特に東場での東は、その価値の高さから積極的に狙うべき役となります。