役名
ダブルリーチ
読み方
-
門前のみ
はい
翻
2翻
出現確率
0.5%
ダブルリーチ
ダブルリーチとは
ダブルリーチは、1巡目にリーチをかけることで成立する役で、1翻役として扱われます。通常のリーチに比べて早い段階でリーチをかけることで、より高い得点を狙える可能性が広がります。
成立条件と特徴
- 配牌後、1巡目の自分の手番でリーチをかける
- 鳴きをしていない状態であること
- リーチ棒2本分(2000点)を支払う
通常のリーチとの大きな違いは、配牌を受けてから最初の自分の手番でリーチをかけなければならない点です。2巡目以降のリーチは、通常の1翻のリーチとして扱われます。
メリットとデメリット
メリット
- 通常のリーチより1翻高くなる
- 早い段階で手牌が確定するため、相手に読まれにくい
- 一発や裏ドラとの複合で高得点を狙える
- 配牌時点で好形があれば即座に仕掛けられる
デメリット
- リーチ棒を2本分支払う必要がある
- 配牌時点で良形が必要
- 手変わりの余地がない
- 他家の動向が全く読めない状態での判断が必要
戦略的な考え方
ダブルリーチは、配牌時点での判断が非常に重要です。以下のような状況で特に有効な選択肢となります。
- テンパイまであと1枚の状態で配牌を受けた場合
- ドラを2枚以上含む手牌
- 一盃口や三暗刻など、確定している役がある場合
- 東場の親番など、リーチ棒の回収が期待できる場面
他の役との関係性
ダブルリーチは以下の役と相性が良く、複合することで高得点を狙えます。
- 一発(1翻)
- 裏ドラ
- 平和(1翻)
- 一盃口(1翻)
- 断么九(1翻)
場面による使い分け
東場での判断
- 親の場合:積極的に仕掛けやすい
- 子の場合:リーチ棒の回収機会が多いため検討に値する
南場での判断
- 親の場合:トップ目指しの際は有効
- 子の場合:リーチ棒の回収機会が少ないため慎重に
牌効率からの分析
ダブルリーチを成功させるためには、以下の要素を考慮する必要があります。
- 待ち牌の枚数
- ドラの所持数
- 現在の打点
- 場風・自風牌の状況
オンライン麻雀での特徴
オンライン麻雀では、ダブルリーチの判断がより重要になります。
- AIの動向を読みづらい
- 人間のプレイヤーより積極的にリーチを仕掛ける傾向
- 配牌時の計算をより正確に行える
役満との関係
ダブルリーチは、以下のような役満と組み合わせることも可能です。
ただし、これらの役満が成立した場合、ダブルリーチの翻は加算されません。
まとめ
ダブルリーチは、早い段階での判断を必要とする攻撃的な役です。場の状況や手牌の形、スコア状況を総合的に判断して、効果的に使用することが重要です。