役名
混全帯么九
読み方
チャンタ
門前のみ
いいえ
翻
2翻
食い下がり
1翻
出現確率
1%
混全帯么九(ホンチャンタイヤオチュウ)の基本と実践的な活用法
混全帯么九とは
混全帯么九は、数牌の1・9と字牌のみで構成される役で、2翻役です。門前での和了時は3翻となります。全ての面子と雀頭に1・9の数牌か字牌が必ず含まれる必要があります。
成立条件
- すべての面子に1か9の数牌、または字牌が含まれること
- 雀頭も1か9の数牌、または字牌であること
- 純全帯么九と異なり、字牌を含むことができます
実戦での狙い方
序盤での判断
最初の手牌で1・9・字牌が4種類以上ある場合、混全帯么九を視野に入れることができます。他の役と比較して、以下の利点があります。
- 字牌を含められるため、純全帯么九より成立しやすい
- ドラを含めやすい
- リーチとの複合で満貫以上になりやすい
中盤での展開
混全帯么九は、以下の役とも相性が良く、複合しやすい特徴があります。
- 混老頭(字牌と1・9牌のみの場合)
- 三色同順(123・789で構成する場合)
- 一気通貫(123・789を含む場合)
メリットとデメリット
メリット
- 字牌を含められるため、純全帯么九より柔軟な形を取れます
- ドラと複合しやすく、高得点が狙えます
- 序盤から狙いやすい役です
デメリット
- 中張牌(2-8)が使えないため、テンパイまでの効率が悪くなります
- 他家の捨て牌から狙いが読まれやすい傾向があります
- 純全帯么九と比べて、翻数が1翻少なくなります
実践的な応用のポイント
待ち牌の特徴
混全帯么九の待ち牌は、以下のような特徴があります。
- 1・9の両面待ちが多い
- 字牌の単騎待ちも発生しやすい
- 辺張や嵌張待ちになりにくい
高度な戦術
より高い和了点を狙うため、以下の戦術が有効です。
- リーチを絡めた形での展開
- ドラ牌を意識した手作り
- 他の役との複合を意識した構築
混全帯么九と他役との比較
純全帯么九との違い
- 字牌を含められる分、成立は容易
- 翻数が1翻少ない
- より柔軟な手作りが可能
混老頭との関係
- 混老頭は頭と刻子のみで構成
- 混全帯么九は順子を含むことができる
- 両方成立する場合は複合して得点が上がる
実践での活用例
基本形
東東東 一二三萬 九八七萬 白白白 一一萬
発展形
北北北 一二三萬 七八九索 七八九筒 九九筒
まとめ
混全帯么九は、序盤から狙いやすく、他の役との複合も容易な役です。字牌を含められる分、純全帯么九より成立しやすい特徴があります。リーチやドラとの組み合わせで、満貫以上の高得点和了も十分に狙えます。初心者から上級者まで、幅広い場面で活用できる実践的な役といえます。