役名
一気通貫
読み方
イッキツウカン
門前のみ
いいえ
2翻
食い下がり
1翻
出現確率
2%

一気通貫とは?特徴・成立条件と点数・役満との関係を完全ガイド

一気通貫の基本情報

一気通貫は、同じ柄(萬子・筒子・索子のいずれか)で1-2-3、4-5-6、7-8-9の数字を全て揃えることで成立する役です。

役の点数は以下の通りです:

  • 門前:2翻
  • 鳴きあり:1翻

成立条件と特徴

一気通貫には以下の条件があります:

  1. 同一種類の数牌で構成
  2. 1から9までの連続した数字を3つの順子で完成
  3. 123・456・789の全ての順子が必要

例:

🀇🀈🀉 🀊🀋🀌 🀍🀎🀏(萬子での一気通貫)
🀐🀑🀒 🀓🀔🀕 🀖🀗🀘(筒子での一気通貫)
🀙🀚🀛 🀜🀝🀞 🀟🀠🀡(索子での一気通貫)

一気通貫の戦略的価値

メリット

  • 面子手として比較的構築しやすい
  • 他の役との複合が容易
  • 途中で方向転換が可能

デメリット

  • 対子や刻子との兼ね合いが難しい
  • 他家の捨て牌から狙いが読まれやすい
  • 上がりまでの時間がかかりやすい

他の役との比較

一盃口との関係

一盃口(同じ順子を2組作る役)と比べると:

  • 一盃口:1翻(門前限定)
  • 一気通貫:2翻(門前)/ 1翻(鳴きあり)

一気通貫の方が点数は高く、鳴いても成立するため、より柔軟な戦略を取れます。

三色同順との違い

三色同順(異なる柄で同じ数字の順子を作る役)との比較:

  • 構築の難易度は同程度
  • 点数体系も同じ(門前2翻/鳴き1翻)
  • 一気通貫の方が、途中変更が容易

役満との関係

一気通貫は以下の役満と複合する可能性があります:

  • 清一色(同じ柄のみで構成)
  • 純正九蓮宝燈(一気通貫の要素を含む)
  • 大三元(三元牌の刻子との組み合わせ)

実戦での活用ポイント

  1. 序盤での判断

    • 123や789の形が見えたら意識
    • 456は後からでも構築可能
  2. 中盤での展開

    • 安全牌の確保が重要
    • 他の役との複合を視野に入れる
  3. 終盤での調整

    • 待ちの形を意識
    • リーチのタイミングを見極める

待ちの形と特徴

一気通貫の代表的な待ち:

  1. 両面待ち

    • 最も構築しやすい
    • 比較的テンパイまでが早い
  2. 嵌張待ち

    • 形は作りやすいが、上がりづらい
    • 他家に気付かれにくい
  3. 辺張待ち

    • 避けるべき待ち
    • 必要な場合は早めに方向転換

まとめ

一気通貫は:

  • 2翻/1翻と手堅い点数
  • 構築過程が分かりやすい
  • 他の役との複合も容易
  • 戦略の幅が広い

これらの特徴を活かし、場の状況に応じた柔軟な対応が可能な役といえます。

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