役名
対々和
読み方
トイトイ
門前のみ
いいえ
翻
2翻
食い下がり
-
出現確率
4%
対々和(トイトイホー)|麻雀の高得点役
対々和の基本情報
対々和は麻雀の役の一つで、手牌が全て刻子(同じ牌を3つ集めた組)と対子(同じ牌を2つ集めた組)で構成される役です。点数は食い下がりのある4翻役となります。
対々和の成立条件
- 4組の刻子(明刻・暗刻は問わない)
- 1組の対子(雀頭)
- 順子(123など続き牌の組み合わせ)を含まない
具体的な例
【対々和の例】
東東東 五五五 中中中 白白白 南南(雀頭)
二二二 三三三 八八八 九九九 四四(雀頭)
点数計算
ただし、以下の役とも複合する可能性があります。
- 三暗刻(暗刻を3つ含む:2翻)
- 四暗刻(暗刻を4つ含む:役満)
- 混老頭(么九牌のみの手:2翻)
- 三色同刻(同じ数字の刻子を3色揃える:2翻)
他の役との比較
七対子との違い
七対子も対子のみで構成される役ですが、以下の点で対々和とは異なります。
- 七対子:7組の対子が必要
- 対々和:4組の刻子と1組の対子が必要
- 七対子は必ず門前
- 対々和は鳴きが可能
四暗刻との関係
四暗刻は対々和の上位役として位置づけられます。
- 四暗刻:全ての刻子が暗刻
- 対々和:明刻を含んでも成立
対々和を狙うべき場面
以下のような状況で対々和を狙うことが有効です。
- 序盤から刻子が複数できている
- 他家の捨て牌に同じ牌が少ない
- ドラ牌を刻子で持っている
戦略的なポイント
メリット
- 鳴きながら完成できる
- 比較的早い手牌進行
- 高い確率でドラを活かせる
- 他の役との複合が狙いやすい
デメリット
- 待ち牌が単騎待ちになりやすい
- 形が見えやすい
- 場に対子や刻子の材料が少ないと苦しい
上級者の打ち方
- 序盤は順子と刻子の両方を視野に入れる
- 中盤で対々和に切り替えるタイミングを見極める
- 他家の捨て牌から手牌の有効性を判断
- 鳴きのタイミングを場の状況に応じて決定
実戦での注意点
- 対々和狙いを見破られやすい
- 安易な鳴きは避ける
- 形が崩れた時の代替手段を確保
- リーチ後の守備を意識する
対々和は麻雀の基本的な役の一つですが、状況に応じた柔軟な判断が必要です。他の役と比べて完成までの道筋が明確な分、周囲に読まれやすい特徴があります。場の状況を見極めながら、適切なタイミングで狙うことが重要です。