役名
三暗刻
読み方
サンアンコウ
門前のみ
いいえ
翻
2翻
出現確率
3%
三暗刻|麻雀の中級者に人気の高得点役
三暗刻は、麻雀の役の一つで、暗刻(手の内で完成した刻子)を3つ揃えることで成立する役です。4翻の比較的高い点数となり、いわゆる中級者が狙いやすい役として知られています。
三暗刻の特徴と成立条件
- 暗刻を3つ揃える
- 4翻の高得点役
- 面子構成は「333暗刻 + 555暗刻 + 777暗刻 + 他の面子1つ + 雀頭」など
- 明刻(ポンで作った刻子)は含まれない
三暗刻は、四暗刻の一歩手前の役として位置づけられています。四暗刻が役満なのに対し、三暗刻は4翻という配分は、役の難易度とバランスが取れていると言えます。
実践での狙い方
三暗刻を狙う際は、以下のポイントを意識すると効率的です。
- 序盤から同じ牌が3枚集まりやすい手を意識する
- 鳴かないことを徹底する
- 他の高得点役との複合を視野に入れる
- 中盤以降は待ち牌を増やすことを意識する
複合しやすい役
三暗刻は以下の役と複合しやすい特徴があります。
- 混老頭(老頭牌と字牌で構成)
- 対々和(刻子のみで構成)
- 混一色(1色の数牌と字牌で構成)
- ドラ(複数のドラを含みやすい)
他の役との比較
対々和との関係
- 対々和:4つの刻子で構成(2翻)
- 三暗刻:3つの暗刻が必要(4翻)
両者は方向性が似ていますが、対々和は鳴いても成立する一方、三暗刻は暗刻である必要があります。
四暗刻との関係
- 四暗刻:4つの暗刻で構成(役満)
- 三暗刻:3つの暗刻で構成(4翻)
四暗刻を目指して失敗した際の受け皿として三暗刻が機能することも多いです。
実戦での価値
三暗刻は以下の理由から、実戦でも重要な役となっています。
- 4翻という高得点
- 比較的狙いやすい構成
- 他の役との複合が容易
- 待ち牌が複数になりやすい
オンライン麻雀での特徴
オンライン麻雀では、三暗刻の価値が特に高まる傾向にあります。
- CPUの打ち筋が読みやすい
- 同じ牌が集まりやすい傾向
- 高め打ちが主流な環境との相性
戦術としての位置づけ
三暗刻は以下のような場面で特に有効です。
- 序盤から同じ牌が3枚集まった場合
- 他のプレイヤーの動きから、特定の牌が集まりやすいと判断できる場合
- 半荘戦での逆転を狙う場面
- トップ目を確実にするための追い上げ場面
まとめ
三暗刻は、実戦で活用できる機会が多く、かつ高得点が望める役です。特に中級者にとって、戦術の幅を広げる重要な選択肢となっています。安定した高得点を目指す際の主要な目標として、麻雀戦略の中で重要な位置を占めています。