役名
混老頭
読み方
ホンロウトウ
門前のみ
いいえ
翻
2翻
出現確率
0.5%
混老頭(ホンロートー)の特徴と成立条件
混老頭とは
混老頭は、老頭牌(1と9)と字牌のみで構成される役で、2翻(食い下がりなし)となります。老頭牌と字牌という極めて限られた牌のみを使用するため、成立の難易度は高めですが、食い下がりがない点が特徴です。
成立のための具体的な条件
混老頭の構成例
以下のような組み合わせで成立します:
- 一筒×3、北×3、白×3、發×3、中×2
- 九萬×3、一索×3、白×3、北×3、東×2
- 九筒×3、中×3、九索×3、發×3、白×2
メリットと特徴
食い下がりなし
- 鳴いても2翻を維持できます
- 他家の捨て牌を積極的に使えます
- テンパイまでの展開が比較的早くなります
他の役との複合
- 混老頭は以下の役と自然に複合します
- 三槓子(老頭牌や字牌での槓子)
- 対々和(必然的に対々和となる場合が多い)
- 混一色(一種類の数牌と字牌のみで構成)
混老頭を狙うべき場面
- 配牌時に老頭牌と字牌が多い
- 他家の捨て牌に老頭牌や字牌が目立つ
- 場風や自風牌が手牌に複数ある
混老頭と似た役の比較
清老頭との違い
- 清老頭:数牌の1と9のみで構成(役満)
- 混老頭:1と9の数牌に加えて字牌も使用(2翻)
字一色との違い
- 字一色:字牌のみで構成(役満)
- 混老頭:字牌と老頭牌の組み合わせ(2翻)
戦略的なポイント
序盤での判断
- 老頭牌と字牌が6種類以上ある場合は狙い目
- 三元牌が複数ある場合は特に有効
- 場風・自風牌との相性を考慮
中盤での展開
- 字牌は比較的捨てられにくい傾向
- 老頭牌は他家のシャンポン待ちに注意
- 安全牌としての性質も考慮
終盤での立ち回り
- 待ち牌の種類が限定的
- 他家の捨て牌から戦況を読みやすい
- 形式聴牌に気をつける
よくある待ち形
最新の対戦での傾向
- オンライン麻雀での採用率は中程度
- 食い下がりなしの特性を活かした鳴き戦略が増加
- 東場での積極的な狙い手として注目
練習方法とコツ
- 老頭牌と字牌の残り枚数を把握する習慣をつける
- 他家の捨て牌パターンを研究
- 複合役を意識した手牌構成を心がける
人気の役満や三色同順などと比べると地味な印象を受ける混老頭ですが、確実に2翻を取れる役として、特に終盤戦での価値が高いです。