役名
小三元
読み方
ショウサンゲン
門前のみ
いいえ
翻
2翻
出現確率
0.2%
小三元の基本情報と特徴
小三元とは
小三元は、三元牌(白・發・中)のうち2種類を刻子(または槓子)にし、残りの1種類を雀頭とする役です。役満の大三元の一歩手前の形で、6翻の高得点役となります。
小三元の成立条件
- 三元牌のうち2種類を刻子または槓子で揃える
- 残りの1種類を雀頭(あたま)とする
- 他の牌で残りの面子を作る
点数計算
- 門前で和了:6翻 12000点
- 副露ありで和了:6翻 8000点
実践的な狙い方
三元牌収集のタイミング
- 配牌時に三元牌が3枚以上ある場合に狙います
- 序盤から三元牌を意識的に集めることで、成立確率が上がります
- 大三元への発展も視野に入れながら進めることができます
他の役との複合
小三元は以下の役と組み合わせやすい特徴があります:
- 混一色(三元牌と同じ色の牌を集める)
- 役牌(場風牌や自風牌との相性が良い)
- 対々和(刻子が2つ必要なため、自然と複合しやすい)
狙うべき場面
- 東場での親番
- 追いかけリーチがかかっていない場面
- オーラス近くでの逆転を狙う場面
メリット
- 6翻と高得点が見込める
- 三元牌は他家との争いが少ない
- 大三元への発展可能性がある
- 役牌との複合で更なる得点アップが期待できる
デメリット
- 三元牌を3種類必要とするため、集めにくい
- 他の高得点役と比べて手牌の自由度が低い
- 途中で放銃する危険性が高い
他の役との比較
大三元との違い
- 大三元:三元牌すべてを刻子で揃える(役満)
- 小三元:2種類を刻子、1種類を雀頭(6翻)
混一色との比較
- 混一色:4翻
- 小三元:6翻
- 両者の複合で10翻となり、倍満以上を狙える
実戦での注意点
-
三元牌の捨て方
- 他家の動向を見ながら、安全な捨て方を心がける
- 序盤での切り方が重要
-
変化球への対応
- 途中で七対子への変更も視野に入れる
- 対々和への発展も意識する
-
放銃防止
- リーチ後の三元牌の捨て方に注意
- 他家の待ち牌を読む
役としての位置づけ
- 通常の役と役満の中間に位置する高得点役
- 三元牌を含む役の中では最も狙いやすい
- 中級者から上級者向けの戦略的な役
まとめ
小三元は、6翻という高得点を誇る役であり、三元牌を効率的に集めることで成立します。大三元ほどの難度はありませんが、確実な点数源として機能します。混一色や対々和との複合も視野に入れながら、状況に応じて柔軟に対応することで、より効果的な和了を目指すことができます。