役名
純全帯么九
読み方
ジュンチャン
門前のみ
いいえ
3翻
食い下がり
2翻
出現確率
0.5%

純全帯么九(じゅんチャンタ)の完全ガイド

純全帯么九の基本情報

純全帯么九は、1・9の数牌のみを使用して完成させる中級者向けの役です。2翻(食い下がりで1翻)の価値があり、全ての面子と雀頭が1・9の数牌で構成されています。

純全帯么九の構成要素

以下の条件を満たす必要があります:

  • すべての面子が1・9の数牌のみで構成される
  • 雀頭も1・9の数牌である
  • 字牌は含まない

具体的な例

純全帯么九の代表的な形は以下のようになります:

[111][999][111][999][11]
[111][111][999][999][99]

他の役との関係性

混全帯么九との違い

混全帯么九は字牌を含むことができますが、純全帯么九は数牌のみで構成されます。この点が最大の違いとなり、純全帯么九の方が2翻と価値が高くなっています。

清老頭との比較

清老頭は1・9の数牌のみで構成される役満ですが、純全帯么九は順子を含むことができます。清老頭の方が条件は厳しく、価値も高くなっています。

成立のポイント

  1. 各面子の端の牌が1か9になるようにする
  2. 順子の場合は[123]や[789]の形を意識する
  3. 字牌を使わないよう注意する

狙い方のコツ

  1. 序盤での1・9の数牌の収集が重要
  2. 中張牌は必要ないため、早めに切り捨てる
  3. 対子を作る際も1・9を意識する

メリットとデメリット

メリット

  • 2翻と比較的高い価値がある
  • 混全帯么九より価値が高い
  • 清老頭への発展も視野に入れられる

デメリット

  • 使える牌が限定される
  • 形を整えるのに時間がかかる
  • 他家に狙いが読まれやすい

役満への発展可能性

純全帯么九を狙いながら、刻子のみで構成することで清老頭(役満)に発展させることができます。ただし、順子が含まれている時点で清老頭は不可能となります。

向いている場面

  • 序盤で1・9の数牌が多く集まった時
  • 他の役が見込めない時の代替手段として
  • 東場など、リーチされにくい場面

注意点

  1. 食い下がりで1翻となるため、鳴きは慎重に判断する
  2. 字牌を含めてしまうと混全帯么九になってしまう
  3. 中張牌を残しすぎると手詰まりになりやすい

実戦での活用法

  1. 序盤での1・9の数牌の収集を意識する
  2. 中張牌は早めに切り捨てる
  3. 他家の捨て牌から狙いを悟られないよう注意する

まとめ

純全帯么九は、1・9の数牌のみを使用する2翻の役で、混全帯么九より価値が高く、清老頭より成立が容易です。序盤での牌収集が重要で、中張牌の切り捨てを意識することがポイントとなります。食い下がりがあるため、鳴きは慎重に判断する必要があります。

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