役名
二盃口
読み方
リャンペーコー
門前のみ
はい
翻
3翻
出現確率
0.2%
二盃口|麻雀の醍醐味を味わえる人気の役
二盃口とは
一盃口を2組持った形で完成する役です。すべて同じ数字の連続した刻子を2組揃えることで成立します。門前のみで成立し,喰い下がりはありません。配点は役満の半分である3翻(門前)となります。
二盃口の特徴と成立条件
- 「123-123」「456-456」など,同じ並びを2組揃える必要があります
- 一盃口2つ分として数えず,二盃口として独立した役となります
- 必ず門前で待つ必要があります
- 他の役と組み合わせやすいため,高得点を狙いやすい役です
二盃口の具体例
代表的な形として以下のようなパターンがあります:
【123-123】【456-456】【中中】
【234-234】【567-567】【東東】
【345-345】【678-678】【南南】
他の役との比較
一盃口との違い
- 一盃口:1翻(門前)
- 二盃口:3翻(門前)
- 一盃口は食い下がり可能(0翻)
- 二盃口は必ず門前
平和との相性
平和と二盃口は相性が良く,組み合わせることで以下の点数となります:
- 平和(1翻)+二盃口(3翻)=4翻
- 満貫以上を狙える組み合わせの一つです
二盃口を狙うコツ
-
序盤から中盤にかけて
- 同じ数字の連続が2組できやすい手牌を意識します
- 対子は1組だけにして,残りを順子形にまとめます
-
中盤から終盤にかけて
- 鳴きを我慢することが重要です
- 待ち形を意識して,好形を維持します
メリットとデメリット
メリット
- 3翻と高い点数が得られます
- 平和などの役と組み合わせやすいです
- テンパイまでの形が作りやすいです
デメリット
- 門前縛りがあります
- 他家の捨て牌に対応できません
- オタ風牌での和了が必要です
覚えておきたいポイント
-
待ち形について
- 両面待ちになりやすい特徴があります
- シャンポン待ちの場合は注意が必要です
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点数計算
- 基本的に満貫以上を狙えます
- 場や自風牌での和了で更に点数を伸ばせます
-
鳴きについて
- 絶対に鳴かないことを意識します
- リーチを活用した戦略が有効です
出現頻度と期待値
- 一般的な麻雀での出現率は約1-2%程度です
- リーチ後の和了率は比較的高いです
- 平均期待点は6000-8000点程度です
まとめ
二盃口は,門前縛りがある代わりに高い点数が期待できる人気の役です。平和との相性が良く,満貫以上の高得点を狙える点が特徴的です。序盤から形を意識して,鳴きを我慢することで成立させやすくなります。
初心者から上級者まで幅広く親しまれている役であり,麻雀の醍醐味を味わえる代表的な役の一つといえます。