役名
門前清自摸
読み方
ツモ
門前のみ
はい
1翻
出現確率
10%

門前清自摸和の特徴と得点計算

門前清自摸和とは

門前清自摸和(ツモ)は、他のプレイヤーからの鳴きを一切せずに、自分で牌を引いて和了する役です。1翻の役であり、麻雀の基本的な役の一つとして知られています。

成立条件

  • 鳴きを一切していない状態(門前)
  • 自分の手番で牌を引いて(自摸)和了すること
  • ポン、チー、カンなどの鳴きがないこと

門前清自摸和のメリット

1. 他の役との組み合わせやすさ

  • 平和との相性が良く、2翻以上になりやすい
  • 一盃口や三色同順などの門前限定役と組み合わせられる
  • 立直と組み合わせることで、さらに高い点数を狙える
  • フリテンしてても和了れる
  • 1翻になるので、ツモ以外の役がなくても和了れる

2. 戦略的価値

  • 他家のディスカードを気にせず、自分のペースで和了を目指せる
  • 配牌時から門前で進めることで、立直のチャンスも増える
  • 相手に待ちを読まれにくい

点数計算例

基本点の計算方法は以下の通りです:

  • 1翻30符の場合:1000点オール
  • 1翻40符の場合:1300点オール
  • 1翻50符の場合:1600点オール

他の役との比較

立直との違い

  • 立直:宣言が必要で、その後の打牌が制限される
  • 門前清自摸和:宣言不要で、打牌の自由度が高い

平和との関係

  • 両者を組み合わせると2翻
  • 両方とも門前が条件
  • ツモ和了が望ましい役の組み合わせ

門前清自摸和を狙うべき場面

有利な状況

  1. 配牌が良く、テンパイまでの距離が近い
  2. 場が荒れておらず、自分のペースで進められる
  3. 他家の放銃を警戒する必要がある場合

不利な状況

  1. 他家が立直している
  2. 残り牌が少ない
  3. オーラスで点数が足りない場合

上級者の戦略

  • 序盤から門前を意識した手作り
  • 他家の捨て牌から、鳴きの判断を適切に行う
  • 途中で方針転換できる柔軟性を持つ

よくある誤解

  • 常に門前で進めるべきという考え
  • 必ずツモ和了を狙うべきという思い込み
  • 鳴きが悪いという固定観念

実践的なアプローチ

  1. 配牌時の評価を適切に行う
  2. 途中の鳴きの誘惑に耐える判断力を養う
  3. 場況に応じた柔軟な方針転換を心がける

現代の麻雀における位置づけ

オンライン麻雀の普及により、門前清自摸和の価値は以前より高まっています。理由としては:

  • 放銃のリスクを避けられる
  • 他家に手の内を悟られにくい
  • コンピュータ解析による最適解との親和性が高い

まとめ

門前清自摸和は、基本的でありながら奥の深い役です。場面に応じた柔軟な判断と、他の役との効果的な組み合わせが重要になります。

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