役名
四暗刻単騎待ち
読み方
スーアンコウタンキマチ
門前のみ
はい
ダブル役満
出現確率
0.02%

四暗刻単騎待ち|最高得点の役満に必要な知識と実践のポイント

麻雀において「四暗刻単騎待ち」は、四暗刻の中でも特に価値の高い役満です。四暗刻自体が役満ですが、単騎待ちの形で和了すると二倍役満となり、48000点(親の場合は72000点)という極めて高い点数を獲得できます。

四暗刻単騎待ちの成立条件

四暗刻単騎待ちの成立には、以下の条件を満たす必要があります:

  1. 四つの暗刻(見えない刻子)を作ること
  2. 最後の和了牌が単騎待ち(対子の片方を待つ形)であること
  3. 鳴きがないこと

四暗刻単騎待ちと四暗刻の違い

四暗刻単騎待ちと通常の四暗刻には、以下のような違いがあります:

  • 四暗刻:シャンポン待ち(対子の両方で和了可能)でも成立
  • 四暗刻単騎待ち:単騎待ちでのみ成立

戦略とテクニック

序盤での判断

  • 配牌時に刻子が2つ以上ある場合、四暗刻単騎待ちを視野に入れます
  • 対子の数が少ないほど、四暗刻単騎待ちへの転換が容易です
  • 序盤での鳴きは極力控えめにします

中盤での展開

  • 刻子が3つ揃った時点で、積極的に形を追いかけます
  • 他の役を目指す可能性も残しつつ、柔軟に方針を変更できる状態を保ちます
  • リーチは慎重に判断します

終盤での注意点

  • テンパイ時の待ち牌を把握します
  • 残り枚数を確認し、和了確率を計算します
  • 他家の捨て牌から、和了可能性を判断します

他の役満との比較

大四喜との違い

  • 大四喜:風牌の刻子4つが必要
  • 四暗刻単騎待ち:風牌に限らず任意の牌で成立

字一色との比較

  • 字一色:字牌のみで構成
  • 四暗刻単騎待ち:数牌でも成立可能

実戦での活用法

有利な場面

  • 配牌時に刻子が多い
  • 序盤から中盤にかけて刻子が自然に揃う
  • 対戦相手が攻めの姿勢を見せている

不利な場面

  • 配牌の時点で対子が多い
  • 途中で鳴きを強要される場面が多い
  • リーチが入っている場面

点数計算のポイント

  • 親の場合:72000点
  • 子の場合:48000点
  • 供託がある場合は別途加算

まとめ

四暗刻単騎待ちは、麻雀における最高得点の役満の一つです。成立条件が厳しい分、点数も高く設定されています。実戦では、序盤から中盤にかけての判断が特に重要で、状況に応じた柔軟な対応が求められます。

配牌時の判断から最後の和了までの過程で、常に局面を的確に把握し、最適な選択を行うことが重要です。また、他の役との比較を通じて、より効率的な戦略を立てることができます。

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