役名
大四喜
読み方
ダイスーシー
門前のみ
いいえ
役満
出現確率
0.001%

大四喜|麻雀の最高難度役の一つ

大四喜とは

大四喜は、東・南・西・北の四風牌をすべて刻子または槓子で揃えた役で、役満となります。四風牌すべてを揃える必要があるため、麻雀の役の中でも最も難しい役の一つとされています。

成立条件と点数

大四喜の成立には以下の条件が必要です。

  • 東風牌の刻子または槓子
  • 南風牌の刻子または槓子
  • 西風牌の刻子または槓子
  • 北風牌の刻子または槓子
  • 残り1面子と雀頭

点数は以下の通りです。

  • 親の場合:48,000点
  • 子の場合:32,000点

小四喜との違い

小四喜は四風牌のうち3つを刻子または槓子で揃え、残りの1つを雀頭とする役です。一方、大四喜は四風牌すべてを刻子または槓子で揃える必要があり、より難易度が高くなります。

出現確率と特徴

大四喜の出現確率は約1/300,000と言われており、四暗刻(1/33,000)や国士無双(1/37,000)と比べても10倍以上レアな役となっています。

この確率の低さには以下の要因があります。

  1. 風牌は各種4枚ずつしかない
  2. 12枚の牌を風牌で使用する
  3. 他家が風牌を使用すると成立が困難になる

狙い方のポイント

大四喜を狙う際の主なポイントは以下の通りです。

  1. 場に出ている風牌を確認

    • 他家の捨て牌や鳴きの状況を把握
    • リーチがかかっている場合は特に注意
  2. 序盤での判断

    • 2種類以上の風牌が3枚以上集まっているか
    • 他の風牌も入手できる可能性があるか
  3. 鳴きの選択

    • 必要な風牌は積極的に鳴く
    • ただし、テンパイまでの道筋を考慮

他の役満との複合

大四喜は以下の役満と複合する可能性があります。

  • 四槓子:全ての風牌を槓子で揃えた場合
  • 清老頭:雀頭と残りの面子を一九牌で揃えた場合

有利な条件

以下の状況では大四喜が狙いやすくなります。

  1. 東場での東家

    • 自風牌が東なので集めやすい
    • 他家が東を切りにくい
  2. 序盤で風牌が集中

    • 2種類以上の風牌が3枚以上
    • 他の風牌も場に残っている
  3. 他家が風牌を使用していない

    • 三元牌や数牌で他家が鳴いている
    • 風牌の放銃が少ない

成功率を上げるコツ

  1. 序盤での見極め

    • 無理に狙わない判断も重要
    • 他の役への転換も視野に
  2. 場風や自風の確認

    • 有利な風牌を把握
    • 他家の捨て牌傾向を確認
  3. 待ちの形

    • 単騎待ちを避ける
    • 複数の待ち方を維持

まとめ

大四喜は、その希少性と難易度の高さから、多くの麻雀プレイヤーが憧れる役満の一つです。成立には運要素も大きく影響しますが、場の状況を的確に判断し、適切な選択を重ねることで、成功率を上げることができます。

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