役名
断么九
読み方
タンヤオ
門前のみ
いいえ
翻
1翻
食い下がり
-
出現確率
20%
断么九(タンヤオ)とは?初心者も狙いやすい基本役
断么九の基本情報
断么九(タンヤオ)は、1・9・字牌を一切使わず、2〜8の数牌のみで完成させる役です。1翻役であり、メンゼン(門前)でなくても成立します。
メンゼンリーチや役牌などと並び、最も一般的な役の一つとして知られています。特に初心者から上級者まで、誰もが狙う機会の多い役となっています。
断么九の成立条件
以下の条件を満たす必要があります:
- 1・9の数牌を使わない
- 東南西北白発中の字牌を使わない
- 2〜8の数牌のみで構成される
断么九の特徴と狙い方
メリット
- 使用できる牌が多い
- 鳴いても成立する
- リーチと組み合わせやすい
- 他の役との複合も容易
デメリット
- 1翻と点数が低い
- 平和との複合が難しい
- 対子が限定される
他の役との関係性
複合しやすい役
- リーチ
- 一発
- ドラ
- 三色同順
- 一気通貫(2〜8で構成可能な場合)
複合できない役
- 平和(必ず么九牌が必要)
- 混一色(字牌が必要)
- 清一色(1・9を含めることが多い)
- 七対子(対子が限定される)
戦略的な考え方
序盤での判断
手牌に么九牌が少ない場合、断么九を狙うことで以下のメリットがあります:
- テンパイまでの速度が速い
- 鳴きの選択肢が広がる
- 比較的安全な進行が可能
中盤での展開
- 他のプレイヤーの捨て牌から、么九牌が多く見えている場合は狙い目
- リーチがかかっている場合、断么九を維持するかの判断が重要
- 三色同順などの高い役との複合を視野に入れる
終盤での注意点
- 単独での1翻は低いため、複合役を意識する
- 場の状況によっては、より高い役を狙うための素材として保持
実践的なポイント
守備面での活用
- 么九牌を持たないため、比較的安全な手牌となる
- リーチがかかった際の受け入れ牌も把握しやすい
攻撃面での活用
- 2〜8の牌は重なりやすいため、素早いテンパイが可能
- 鳴きによる手作りの選択肢が広がる
上級者の考え方
- 単独での断么九は避け、複合役を積極的に狙う
- 場況に応じて、より高い役への展開も考慮
- 序盤から中盤にかけての手牌効率を重視
まとめ
断么九は、初心者から上級者まで幅広く使える基本的な役です。1翻と低めですが、他の役との複合や鳴きの選択肢が広いため、実践的な価値は高いといえます。場の状況を見極めながら、積極的に狙っていきたい役の一つです。