役名
一盃口
読み方
イーペーコー
門前のみ
はい
1翻
出現確率
5%

一盃口(イーペーコー)の特徴と成立条件

一盃口とは

一盃口は、同じ数字の同じ色の順子(連続する3つの数牌)を2組作ることで成立する1翻の役です。門前でのみ成立し、鳴きがある場合は成立しません。

成立条件と基本ルール

  • 同じ数字、同じ色の順子を2組揃える
  • 門前限定
  • 1翻
  • 二盃口との複合不可

具体例

以下のような並びで成立します。

345m 345m(萬子での一盃口)
678p 678p(筒子での一盃口)
234s 234s(索子での一盃口)

一盃口の戦略的価値

メリット

  • 比較的作りやすい役
  • 平和との複合が狙いやすい
  • 二盃口への発展可能性がある
  • テンパイまでの速度が早い

デメリット

  • 門前縛りがある
  • 1翻と価値が低め
  • 形が崩れやすい

他の役との関係性

平和との相性

平和との複合は非常に一般的で、2翻を獲得できます。両方とも門前限定のため、静かに手を進められる特徴があります。

二盃口との関係

二盃口は一盃口を2組作る役で、3翻となります。一盃口のテンパイ形から二盃口に発展させることも可能です。

タンヤオとの複合

タンヤオと組み合わせることで2翻となり、効率的な点数獲得が可能です。2-8の数牌で一盃口を作ることで成立します。

一盃口を狙うべき場面

序盤での判断

  • 同じ数字の順子素材が自然に集まっている
  • 他の役が見つけにくい場合
  • 場風や自風の牌が少ない手牌

中盤での展開

  • 平和との複合を視野に入れる
  • 二盃口への発展可能性を探る
  • 他家の捨て牌から鳴きを控える判断

実践的な打ち方

テンパイまでの効率

同じ数字の順子を2組作るため、テンパイまでの効率が良く、比較的早めに形を整えることができます。

待ち牌の特徴

  • 両面待ちになりやすい
  • 複数の待ち牌を作りやすい
  • 好形なテンパイを取りやすい

高度な戦術

形を隠す打ち方

一盃口は門前限定のため、他家に気付かれにくい打ち方を心がけることで、リーチされにくくなります。

複合役を見据えた展開

  • 平和一盃口
  • タンヤオ一盃口
  • 混全帯幺九一盃口

まとめ

一盃口は初心者から上級者まで幅広く使える役で、特に平和との複合や二盃口への発展など、様々な可能性を秘めています。門前での手作りを基本とし、状況に応じて他の役との複合を狙うことで、より効果的な戦略を立てることができます。

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